「65歳になったら肺炎球菌ワクチンのお知らせが届いたけれど受けるべき?」
「過去に一度打ったことがあるけれど、2回目は受けられる?」
日本人の死因の上位である「肺炎」。その原因菌で最も多いのが「肺炎球菌」です。肺炎球菌ワクチンを接種しておくことで、肺炎の重症化や命に関わる感染症を防ぐことができます。
今回は、成人用肺炎球菌ワクチンの効果をはじめ、名古屋市の定期接種制度(65歳以上対象)、そして自費での接種(再接種や追加接種)について詳しく解説します。
1. 肺炎球菌ワクチンの主な効果と重要性
肺炎は、特にご高齢の方や慢性疾患をお持ちの方にとって非常に注意が必要な病気です。
- 肺炎の重症化・入院リスクを防ぐ
- 肺炎球菌による敗血症や髄膜炎などの重篤な感染症を防ぐ
- インフルエンザからの「二次性肺炎」を予防する
インフルエンザに感染した後、体力が低下したところに肺炎球菌が二次感染して重症化するケースが多く見られます。そのため、インフルエンザワクチンと併せて肺炎球菌ワクチンを接種しておくことが非常に効果的です。
2. 当院の取扱ワクチン(プレベナー20)と料金
成人用の肺炎球菌ワクチンにはいくつか種類がありますが、当院(かめじま耳・鼻・のどクリニック)では予防効果が高く長期間持続する最新の「プレベナー20」を取り扱っております。(※当院では従来型の「ニューモバックスNP」の取り扱いはございません)
💉 プレベナー20 (結合型肺炎球菌ワクチン)
より強い免疫記憶をつくり、1回の接種で長期間(生涯にわたり)高い予防効果が期待できる新しいタイプのワクチンです。名古屋市の定期接種(公費助成)でも使用されます。
- 特徴: 原則「生涯に1回」の接種で長期間持続(定期的な再接種が不要)
- 当院費用(自費任意接種): 12,000円(税込) / 回
💉 【参考】ニューモバックスNP(23価ポリサッカライドワクチン)
従来から普及しているワクチンですが、当院では取り扱っておりません。
- 特徴: 効果の持続が約5年間のため、5年ごとの再接種が必要
- 当院では取り扱っておりません
※過去に他院等でニューモバックスを接種されたことがある方でも、1年以上あければ当院でプレベナー20を追加接種することが可能です(より強固で持続的な免疫が得られます)。
3. 名古屋市の定期接種(公費助成)対象者と条件
当院は名古屋市の委託医療機関です。対象となる方は、公費助成を利用して一部自己負担(5,600円)で接種いただけます。(※公費対象となるのはプレベナー20です。)
接種日時点で名古屋市に住民登録があり、以下のいずれかに該当する方が対象です。
| 対象区分 | 条件・年齢目安 | 自己負担額 |
|---|---|---|
| 65歳以上の方 | 満65歳になる誕生日前日〜 | 5,600円 |
| 60〜64歳障害対象者 | 心臓・腎臓・呼吸器障害等(手帳1級相当) | 5,600円 |
⚠️ 注意点: 公費助成が受けられるのは「過去に一度もニューモバックスやプレベナー20を接種したことがない方」に限られます。
【持ち物】 名古屋市発行の案内ハガキ(予診票)、本人確認書類(マイナ保険証または資格確認書、運転免許証等)
※市民税非課税世帯の方や生活保護支給世帯の方は、証明書類のご提示で免除(無料)となります。
4. よくある質問(FAQ)
過去に他院で「ニューモバックス(5年ごとの再接種が必要なワクチン)」を接種されたことがある方でも、1年以上あければ当院でプレベナー20を追加接種することが可能です(※全額自己負担となりますが、より強固な免疫効果が期待できます)。過去の接種歴やタイミングについては、お気軽に当院へご相談ください。
医師が認めた場合、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンは同日に同時に接種することができます。
名古屋市では独自の助成制度があるため、過去に一度も肺炎球菌ワクチンを受けたことがない66歳以上の方も助成(自己負担5,600円)で接種いただけます。
※名古屋市外に住民票がある方は助成の対象外(全額自費)となりますが、肺炎予防のために接種いただくことには大きな意義があります。
5. まとめ:65歳を迎えたら計画的な接種を
肺炎球菌ワクチンは、大切な健康と命を守るための重要な予防接種です。当院で扱う「プレベナー20」は、1回の接種で長期間にわたり効果が期待できるワクチンです。過去にニューモバックス(5年ごとの再接種が必要なワクチン)を接種されたことがある方でも、1年以上あけてプレベナー20を1回接種することで、より確実な予防効果を得ることができます。
名古屋市に住民票がある方は66歳以降も助成制度をご利用いただけますので、「過去に打ったか分からない」「いつ打つのがベストか知りたい」という方も、どうぞお気軽に当院までご相談ください。