「子どもが夜中に急に耳を痛がって泣き出した」
「風邪をひいた後、急に熱が出て機嫌が悪い」
このようなとき、もっとも考えられる原因の一つが急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)です。急性中耳炎は、生後3歳までに50〜70%のお子さまが少なくとも1回は経験する、子どもにとって非常に身近な耳の病気です。
適切なタイミングで正しい治療を行えば綺麗に治る病気ですが、放置すると治りにくくなったり、一時的な難聴が長引いてしまうこともあります。本記事では、「原因」「受診の基準」「治療へのこだわり」を分かりやすく紐解きます。
1. なぜ?急性中耳炎が起こる原因
風邪をひくと、鼻やのどの細菌・ウイルスが、鼻の奥と耳(中耳)をつなぐ「耳管(じかん)」という細い管を通って耳の奥に侵入し、炎症を起こして膿がたまります。
これが急性中耳炎です。
小児が圧倒的にかかりやすい2つの理由
- 耳管が未発達(短く、水平に近い):
大人の耳管は傾斜がありますが、子どもの耳管は「短く、太く、さらに水平に近い」構造になっています。そのため、鼻水に混ざったウイルスや菌がとても簡単に耳へと流れ込んでしまいます。 - 集団生活や免疫力:
保育園や幼稚園などの集団生活では、風邪をもらいやすく、何度も鼻をすすることで中耳炎を誘発します。

2. 見逃さないで!主な症状と受診の目安
子ども、特にまだお話しできない赤ちゃんは「耳が痛い」と言葉で伝えられません。以下の症状がないか観察してあげてください。




「強い耳の痛みが続く」「子どもが夜眠れないほど泣き続ける」「耳だれが出ている」場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
万が一、夜間に急に耳を痛がりだした場合は、お手持ちの解熱鎮痛剤(座薬や内服)を使用し、耳の後ろを冷たいタオルなどで軽く冷やしてあげると痛みが和らぎやすくなります。その後、翌朝一番に耳鼻咽喉科を受診してください。
3. かめじま耳・鼻・のどクリニックの治療へのこだわり
当院では、ただお薬を出すだけの治療は行いません。丁寧な「見える化」と安全な投薬方針を徹底しています。
① 手術用顕微鏡・内視鏡を駆使した「見える」鼓膜診断
世界的に有名な医学誌『NEJM (New England Journal of Medicine)』の研究でも、急性中耳炎の正確な診断には鼓膜の精緻な観察が極めて重要とされています。当院では高性能な顕微鏡や内視鏡を導入し、モニターでご家族にも鼓膜の状態を確認していただきながら、納得のいく診療を行います。
② 病状に応じた適切な治療選択
急性中耳炎は年齢や重症度によって、自然に治るケースから、しっかりとお薬で治療すべきケースまで様々です。当院では、最新ガイドラインに準拠し、お体や鼓膜の状態をもとに「今、本当に必要な治療薬」を丁寧に見極めます。
4. 知っておきたいよくある質問
プール:耳だれ(膿)が出ている時期や痛みが強い時期は中止します。当院での診察時に炎症の治まり具合を確認し、医師が許可してから再開してください。
軽症の場合は自然に治ることもあります。抗菌薬は重症度に応じて選択され、むやみに使わないことが推奨されています。
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手洗い・うがい: 基本的な風邪予防を徹底する。
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適切な授乳: 母乳で授乳をする(特に生後6ヶ月以内)。また、授乳はできるだけ頭を起こして行い、授乳後はゲップを出してあげる。
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鼻水のケア: 鼻水が多いときは、耳に流れる前に早めに吸引などの処置をする。
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予防接種の推奨: インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンも高い予防効果があります。それぞれのワクチン接種によって、インフルエンザ関連中耳炎が21〜70%減少し、肺炎球菌関連中耳炎は33.1〜49.4%(約1/2〜1/3に)減少したと報告されています。
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かめじま耳・鼻・のどクリニックは、名駅近く・亀島駅すぐの立地で、ご家族が笑顔で通える環境を整えています。
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